ままびっとです。
みなさんは、どのように資産運用をやってますか??
今回は誰だも簡単に資産運用ができる「ほったらかし投資」についてお話ししたいと思います。
山崎元さん、水瀬ケンイチさんの著書「ほったらかし投資術」全面改訂第3版がすごくわかりやすく書かれていたので参考にしました。
「ほったらかし投資」で人生を楽しく、豊かなものにしていきたいですね☆
なぜ、人はお金を必要とし、資産形成をする必要があるのでしょうか。一般的には
・将来の老後資金
・こどもの教育資金
などが考えられます。
近年では、FIRE(経済的自立と早期退職)を目指しているという人も多くみられます。
確かに、私もFIREしたい!!!
経済的自由を得るこで人生を豊かにしたい。そんな思いを抱く人は多いかと思います。
FIREを目指すためにやること。
・入金力をつける。
・無駄な支出(浪費)を減らす。
わかっているけどなかなかできることではありませんね。そして、個別株やFXなどで一儲けしようと考えたことはありませんか???投資ではなく投機を狙っていませんか???このやり方は確かに一発大逆転を狙うことはできますが、確率はかなり低いです。
そこで今回は誰でもかんたんに「ほったらかし投資」が実践できる山崎元さん、水瀬ケンイチさんの著書「ほったらかし投資術」全面改訂第3版がすごくわかりやすく解説さている本だったのでご紹介したいと思います。
この本では、
賢く投資することによって幸福を追求できる範囲を広げること。
投資にできるだけ時間をかけず、投資でストレスを持たない。人生を大いに楽しむことをほったらかし投資の最終目標である
と書かれています。
まさに、楽しく、豊かな人生を目指す人たちにとって最良の投資方法ではないかと思いまとめました。
今では、あたりまえに使われている「ほったらかし投資」という言葉ですが、2010年に出版されたオリジナル版の出版で初めて使用された言葉みたいですね。これ、すごい本なんですね。
今回はこの本の要点を3つにまとめてご紹介したいと思います。
・これから資産形成をやっていこうと考えている人(特に若い人)
・毎日忙しく、仕事や子育てに追われている社会人や主婦の投資家
などの人におすすめの記事です。
インデックス投資で自由な時間を手に入れる
20年前は手に入れたくても手にはいらなかったインデックス投資。
今では世界中に分散した低コストのインデックス・ファンドが毎月淡々と積立ることができる時代になっている今、インデックスファンドへの投資を本書は薦めています。
以前紹介した「敗者のゲーム」という著書でも紹介しましたアクティブファンドの大半は、単なる市場平均であるインデックスファンドに負ける。
と書かれていました。
↓合わせてご覧ください☆
いろいろな本でインデックスファンが投資の最適解であると紹介していますね。プロでもインデックスファンドに負けるんだからわたしたちが勝てるわけないですよね。。。。
インデックスファンドの魅力
市場の平均をねらうから手間がかからない。
つまり、インデックス投資でほったらかしにする。
【メリット】
常に株価を見ておく必要がない。
自由な時間を手に入れることができる。
資産形成もしっかりとできる。
お金のストレスから解放されて人生を楽しむことができる。
インデックスファンドに投資することで家族や恋人との時間、友人との時間、などに時間を使って人生を楽しく豊かなものにするためインデックスファンドによるほったらかし投資は投資の最適解であると考えます。
ほったらかし投資の実行マニュアル
これだけ実践すればほぼほったらかし投資を十分実行できる部分を解説していきます。
生活資金の確保
本書では生活資金に充てる予備の資金として3か月~6か月程度の資金を備えとくこととしています。
生活防衛資金の備えについて、いろいろな本などでも紹介さてていますが、この本ではやや少なめの金額設定です。
しっかりと働き、安定した収入があればこれくらいの資金で十分であるとのこと。
それよりも、資金があるのであれば早くから投資を始めて時間を味方につけ、投資資金を育てることが重要だとしています。
リスク資産の保有額を決定する
リスク資産への投資額は、持っている資産の中から「比率」で考えるのではなく、「金額」で考えるのが適切だと書いています。ここが少し難しい部分です。
簡単に説明すると
リスク資産への投資額は、許容しうる損失額の3倍までにする。
んんん????
許容しうる損失額って???
「老後の生活費毎月1万円」を考えたとき30年(老後の時間)×12か月=360万円となるわけです。
つまり、360万円は老後の月1万円の資産に相当するということですね。
したがって、
老後の生活費が1万円減っても大丈夫と思える人は360万円の損を許容することができるので3倍の1080万円までのリスク資産に投資できる。
と書かれています。
なんで3倍???
これは、本書で推奨されている全世界株式は1年で33%くらいの損失が出る可能性があります。
言い換えると投資額の1/3の損失を出す。これば3倍までとなる理由です。
老後資金が月に1万円減ってもいいという人は1080万まで投資しましょう。
それよりも多くの資産を持っている人は無リスク資産(個人向け国債変動金利型10年満期または、銀行預金)で持つこと。
としています。
全世界株式のインデックスファンドを選ぶ
本書ではリバランスをする必要がない「全世界株式」一択であると書かれています。
しかも、手数料が安い「eMAXIS Slimz全世界株式(オール・カントリー)がベストであるとまで言っています。
すごいですね。何千ものインデックスファンドの商品が存在する中で投資銘柄のファイナルアンサーを明示している著書はなかなかないです。
「全世界株式」にすることで、内外の株式変動のズレによって生じるバランスのズレを修正する必要がない。
リバランスを気にしないことで純粋な「ほったらかし投資」になると書かれています。
iDeCoや各種NISA等の国の制度を活用
日本には現在、iDeCo、NISA、つみたてNISAなど、個人で利用できる税制上条件が有利なものがあります。資産を運用するならこれらの制度のメリットを活用しないともったいないです。
iDeCo
確定拠出年金は、2001年に導入された制度で、企業が制度を用意する企業型と、個人が自分で加入する個人型がある(個人型をiDeCoという)。確定拠出年金では、毎年支払う掛け金が所得から控除されるという大きな税制場のメリットがある。
著書「ほったらかし投資術」より引用
この著書では、会社員は、NISAよりも優先的に確定拠出年金を「なるべく大きく利用する」ことを考えたがよいと言っています。
確かに、税の控除などメリットも多くあるので間違いではないですが、60歳になるまで資金を引き出すことができないということは覚えておいたほうがいいです。
つまり、老後の資金として利用するのであればiDeCoは間違いないと思いますが、老後の生活の前に引き出す可能性がある人は、NISAやつみたてNISAのほうが利便性があるように思います。
個々人の目的にあった選択をすることが必要です。
【わが家もiDeCo口座開設】住宅ローン控除と併用する時の注意点。 – だいびっと.com~人生を楽しく、豊かに~ (daividnetwork.com)
NISA
少額投資非課税制度の愛称。2014年にスタートした制度。
NISAは年間120万円までの投資の利益に関して5年間非課税とする制度
著書「ほったらかし投資術」より引用
つみたてNISA
2018年にスタートした制度。
定期的な積み立てで行う年間40万円までの投資の利益を20年間非課税とする制度。
金融庁による的確商品の制限があることが特徴
著書「ほったらかし投資術」より引用
本書では、個々人の資金の事情に応じて利用する制度を選択し、全世界株式に投資するのがよいと書いています。
中でもつみたてNISAは金融庁が運用対象商品の選定し、
十分な分散投資が行われている事。
低コスト(購入手数料がゼロで、運用管理費用が安い)で長期投資に適する
ものが選定されています。
つまり、初心者の人たちでも最適解なほったらかし投資ができるということですね。
非課税期間が20年と長いこともあり、無理なく資産形成をするにはつみたてNISAかなって感じています。
わたしたち夫婦はつみたてNISAで毎月33333円積み立てしてます。
金融庁が厳選した金融商品だからこの制度を利用するほか手はないですね。
「積立投資」を適切に理解する(余剰資金は一括投資)
これまで、いろいろな投資本を読んできましたが、わたしがこの本でいちばんおもしろい部分でした。ほかの投資本にはない考え方を著者はされています。
それは、投資において積み立ては必ずしもベストではないという点です。
適切に理解しなければならないという点です。
金融庁は投資の三原則は
長期・積み立て・分散投資
たどしているのに対し、本書では
長期・分散・低コスト
がより適切であると説明されています。金融庁がいっている積み立ては必ずしもベストではない。場合によっては一括のほうかいい場合もある。
まとまったお金がおる人にとって、その資金を一括で投資するか、それとも積立でとうしするのかと考えたときに
一括で投資するのが合理的である
資金を分割して投資すると、十分な投資ができていない期間が生じて、意思決定の問題としては「機会損失」が発生してしまうとのこと。
多くのの書籍やお金のアドバイザーが「ドルコスト平均法」(定期定額投資)のメリットを紹介されてますが、金論的にはドルコスト平均法には「気休め」以上のメリットはないのです。
毎月一定額の積み立て投資には、計画的に投資額を増加させやすく、将来に向けた貯蓄とリスクへの投資を統合しやすい「実行上の長所」はある。お金が余ったら投資しようと思っているとなかなか投資にお金を作ることができないので計画的な資産形成を行う仕組みとして積み立て投資はいいをしています。したがって、決して積み立て投資が利益を増幅させるというものではないということですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
この書籍はまさに、投資本の中でも読む価値がある本であると感じております。
投資に詳しい人でも、そうでない人でもためになる本ではないでしょうか。
著者のひとりである水瀬ケンイチさんは「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」というブログも書かれています。人気ブロガーです。
水瀬ケンイチさんはインデックスファンドで億り人になった方なんです。
近年、インデックスファンドを進める専門家の達が多いですが、実際にインデックスファンドで資産を築いた人はいないのではないでしょうか。実際に経験されているこからこそ信頼できる本だと思います。
少しでも、この「ほったらかし投資術」という本に興味を持っていただけた人、ぜひ一度本を読んでみて、将来の資産形成のために参考にしてみてはいかがでしょうか。